東熊本青年会議所オフィシャルサイト
東熊本青年会議所
ご挨拶
 
はじめに
 1980年代の日本は低成長のさなかにあり、さらに技術革新や産業の発展は、社会の近代化をますます進展させ、一方では高度情報化社会に囲まれた我々の生活を、一層複雑にしていました。そのような時代に「この時こそ、強い信念と理想をもって立ち上がり、新しい道を切り開いていかなければならない」との高い志と強い使命感を持った青年の同志によって、1986年に東熊本青年会議所の火が灯されました。創設以来、明るい豊かな社会の実現を目指して、若き情熱と弛まぬ努力で連綿と青年の運動が受け継がれてきました。東熊本は自然豊かな環境と交通の利便性を活かして、世界でも有数な企業の誘致、農産物の生産も盛んで、人口減少が始まった日本において人口が増加しており、今後も一層の発展が見込める地域です。しかし、30年目の節目となった昨年4月14日と16日に未曾有の大地震が発生しました。発災後間もない混乱の中、自らが被災しているにもかかわらず、避難所へ逃れてきた方々に率先して手を差し伸ばし、汗を流して活動する多くの同志の姿に苦しみや悲しみの極限状況で人々に勇気を与え、心に復興の火を灯したものは何であったのか。それは、自分より相手のためにという強い使命感と高い志です。そして、この苦しみや悲しみを通して改めてこの日本という国と人々を誇りに思うことができました。また、日々のくらしや生かされていることへの感謝の気持ちにあらためて気付くことができたのです。「一意専心」の一意はいちずに、一つのことに心を注ぐことで、専心は心を一つのことに集中することです。私の「志」は、より良い地域を創るために、「一意専心」の決意を持って創造と変革を起こすことです。そのためには、地域の人々が自分のためだけではなく誰かのため、地域のため、次世代の子供たちのために何かを成し遂げようとする想いを持つ事が必要だと考えます。次世代の子供たちの笑顔溢れる地域とするべく、先達から受継いだ使命感と「志」を胸に誇りをもって「一意専心」の決意で新たな東熊本の創造と変革のために取り組んでまいります。
東熊本青年会議所
  東熊本青年会議所は時代に合わせて変化を繰り返し、進化を遂げてきた先輩諸兄が支え合い絆を深め、ひとの成長、地域の発展に尽くした歴史は一番に誇るべき財産であり、私たちはその人財や地域の創造を繋いできた先輩諸兄に感謝しなければなりません。そして、この連綿と受け継がれてきた、歴史と伝統ある東熊本青年会議所が、この地域の市民と共に震災から立ち上がり、復興に向けた一歩を踏み出し、未来に夢と希望を抱くことのできる地域の創造へ導くことが必要です。今後は、「郷土愛の醸成」、「当事者意識の確立」、「住み続けたいと思えるまちづくり」を指針として掲げています。メンバー全員が同じ方向に向かい、この指針に沿って創造と変革を起こし続けることで、地域は確実に変わると確信しています。誰もが夢と希望を抱ける東熊本を次世代に繋いでいくために、メンバーと市民が共に立ち上がり、新たな時代に合わせた東熊本青年会議所を持続し「豊かな明るい社会の実現」を目指してまいります。
新たな東熊本を創造するための災害復興事業
 熊本地震に直面した東熊本は転換期を迎えており、現在も各地域では、多くの方々が困難な生活を余儀なくされておられます。しかし、日本人はこのような途方もない危機に遭遇した時にひたむきな我慢強さと不屈の精神によって、創造と変革に取り組んできました。そして、今回も必ずこの困難を乗り越え、日本中が驚くような大復興を成し遂げるものと私は確信しています。地域を創造するのは、考えを常に行動に移し、挑戦し続ける私たち青年であり、決して止めてはならないのが青年会議所の運動の歩みです。この震災の教訓を風化させることなく真の復興を実現するために、一人ひとりの活力を創造し意識の変革を起こしていくことで、強くたくましい東熊本にしてまいります。また、共に支え合いながらも自らの意思で立ち上がり進むことのできる地域となるために、地域住民や各種団体と共に復興事業を通して様々なコミュニケーションを図り、お互いが存在を認め合い、刺激し合い、励まし合い、地域住民との更なる信頼関係を築くことで、共助の精神を大切にしながら自立のできる機会とします。
適切で迅速な災害支援体制の構築
 昨年は地震や豪雨による洪水や土砂災害等の自然災害はいつ起こり得るか分からないということをあらためて実感させられました。そうした急な発災時において個人だけでなく組織としても常に備えておくことの必要性を認識しました。そして、青年会議所をはじめとした各種団体や日本および世界各地からの様々な支援を頂いたことで、各被災地で復旧のための支援活動や復興事業を行うことができました。また、迅速な支援体制構築の必要性も再認識する機会にもなりました。したがって、日本各地で起こり得る災害時に適切で迅速的な支援体制の構築のために、昨年に行った活動地域の社会福祉協議会との協定をはじめ各種団体との協力体制の更なる強化を図ります。そうすることで、発災時に我々がすべき支援の内容を明確にし、今後起こり得る災害に備えていきます。さらに、災害に強い東熊本を創り出すために、行政を中心とした各種団体や各地青年会議所との連携強化を図ることで、県内だけではなく日本各地での広域で迅速的な連携が取れた支援のできるシステムの構築を図ってまいります。
地域を牽引するリーダーの育成
 青年会議所は知識や能力だけを必要とする組織ではありません。変化の激しい時代に求められる組織となるならば、JAYCEEが英知を結集し、地域が発展し続けるための知恵の結集と行動を起こしていくことが必要です。一人ひとりが地域を牽引するリーダーとなるためには、リーダーにふさわしい存在感が必要であり、そこには人間力も備わってなければなりません。各自が組織をまとめることができるようになるためには、個々の人間力を高めていきながら組織全体のモチベーションも高めていくことができる人財となることです。まずは、一人ひとりがリーダーにふさわしい存在となるために、自分の軸をしっかりともって行動ができる人財となるべく、言行一致を心がけ臨機応変に対応できる人財となることです。そして、人間力を高めるために、メンバーがお互いに高め合い、知恵の集結と信頼関係を築くことのできるリーダー育成の事業を行います。そして、組織のリーダーとしての人間力と責任感を持ったメンバーが現代社会の様々な問題に対して立ち向かい創造と変革を行うことのできる人財となります。さらに、メンバーがリーダーとなるべく組織の理念や思想を具現化できる存在となり、ひいては、その人財がこの東熊本を牽引するリーダーとなることで更なる発展を続けていけると考えています。
魅力溢れる地域の創造
 あらゆるモノがインターネットにつながるようになった現代社会の流れは電力、通信、家電メーカーなどを巻き込んで、スマートカーや人工知能を搭載したロボットが近い将来人間の活動にとって代わる時代となっています。そして、東熊本エリアにも様々な形で世界に展開しているグローバルな企業や様々な分野でのテクノロジーを持った企業が数多くあります。地域を力強く牽引していく我々が、40歳までの限られた時間の中で、「志」を同じくする仲間や市民と共に「何のために、誰のために」という意識を浸透させた組織文化を醸成することが、魅力溢れる地域の創造ができるものと考えます。また、東熊本の文化資源には伝統芸能、工芸品、着物文化、さらには伝統的価値観や作法などの有形・無形の伝統文化が多く存在しています。そうした、東熊本の良き文化や伝統芸能を継承していく必要があります。そして、社会を取り巻く多様となった課題を解決するために、伝統文化や新たな可能性のある地域発のテクノロジーの情報を発信する機会を創出し、業種や市町村の枠にとらわれることなく地域資源の付加価値を高めながら社会的課題が解決できる地域となることで、魅力溢れる地域の創造を実現します。
相手を慮る心を持った青少年の育成
 技術革新に伴い様々な情報媒体が溢れる現代において、確かに人々は豊かで便利な生活「目に見えるモノ」を手に入れました。しかし、その一方で人と人とのつながりや人と地域の結びつきなどの「目に見えないモノ」が希薄になってしまっています。日本には古くから、相手を思いやり互いに助け合う相手を慮るという文化があります。そして、日本人としての誇りや「志」ある文化を次代に継承していくためにも子供たちが、この地域に受け継がれた人と人とのつながりの大切さを知り、責任や品格、人と人とが織りなす社会の仕組みを理解してもらうためにも、自らが率先して行動することで、精神と行動が伴った真の大人の姿を伝えます。その姿を見せながら地域づくりと人づくりに取り組むことで、相手を慮る心を持った青少年の育成をし、故郷の未来を担う次世代の人財の育成を図ってまいります。
組織を活性化させるための会員拡大
 近年、東熊本青年会議所では拡大の努力によってメンバーが増加傾向でありましたが全国的に青年会議所会員は減少傾向にあり、今後の東熊本青年会議所おいても同様の感は否めません。団体としての存続だけを目的とした団体にならないためには、メンバー一人ひとりの会員減少に対する危機感が必要不可欠であり、社会を変える力強い運動展開を行うとともに会員拡大が必要です。2017年度も地域に対し、メンバー一人ひとりが東熊本青年会議所の持つ魅力を再認識し運動を発信し続けるために、拡大をより推し進めていかなくてはなりません。仕事でもJC活動においても一人でできることは限られています。しかし、「志」と使命感を同じくする数多くのメンバーが集結して一人の持つ力やビジョンを拡張していくことで、一人のビジョンとミッションが皆のものになり、ひいては地域のビジョンとなっていくのです。そして、青年会議所は単年度制であるが故に毎年新しい組織に生まれ変わります。2017年度は多くの卒業生の輩出に伴う会員数の減少が課題となる中、私たち自身がこの事実としっかりと向き合い、新しい活力が入り組織を活性化させ継続的に発展する組織となるために、20代及び30代前半の会員拡大に力を注いでまいります。
出向の推進および出向メンバーへの支援
 東熊本青年会議所の組織力強化を続けていくためには、良い組織文化を維持することであると考えます。組織とは、人的ネットワークが組成するコミュニティであり、良い組織文化を創るには意識の高い組織のメンバーを増やし活かすことが必要であると考えます。青年会議所には、長年の活動で構築された繋がりにより、各地の同志との新たな出会いや多くの交流を通して東熊本青年会議所だけでは得られない経験ができる出向という機会があります。そして、東熊本青年会議所をより良い組織とするために、メンバーがその平等にある機会を自らがつかみ取り出向で得られる魅力や価値観を伝え成長することで、出向の推進につなげ意識の高い組織のメンバーを増やします。また、東熊本青年会議所の良い組織文化を維持するために、出向先で活躍するメンバーの支援を行うことで、継続的な出向ができる環境を構築し、東熊本青年会議所の組織力強化を続けてまいります。
信頼される組織運営
 青年会議所には厳格な組織運営があります。今後も地域に必要とされ、市民から一層信頼される組織を目指していくためにもまずは、ルール遵守をしながらも効率的な運用のできるシステムと組織運営をしなければなりません。そして、何のために数々の組織運営上のルールやシステムがあるのか、それらが生み出された歴史を学び、意味を理解した上で、実行していくことが重要です。また、より効果的な組織運営と費用対効果が得られているか、事業構築ができているかを、様々な意見を取り入れながら改善を繰り返し、これらの取り組みをメンバーが行っていけるよう進めて参ります。さらに、ウェブサイト等を活用した広報活動は我々が社会にとって有益な事業や運動を行っていることを市民の方々に周知します。そして、信念や「志」が伝播し、同じ想いを持った同志を増やしていくために必要不可欠なツールとなることです。さらに、効果的に発信していくことで、展開する運動への期待感を高めて協働する意識を向上させます。
おわりに
 東熊本地域の復旧が終わり、人口が増加し、安定した雇用の創出と安定したヒト・モノ・カネの流通ができたとしても、そこに信念と理念がなければ本当の意味での復興ではないと考えます。市民一人ひとりが自立し、助け合い、これまでの経験を活かしながら、次世代の子供たちがやる気と希望の持てる地域にすることが真の復興と真の地方創生に繋がります。青年会議所はどんなに努力をしたとしても成功の約束はできませんがメンバーの成長につなぐことはできます。そして、次世代の子供たちのために少しでも社会を変えたいと想うならば、市民とメンバーが共に強い使命感と高い「志」を持って立ち上り、「一意専心」の決意のもと挑戦を続けながら創造と変革を実現することで次世代の子供たちの笑顔が溢れる地域となり「明るい豊かな社会の実現」ができると確信しています。
基本方針
・東熊本の創造的な復興に向けた災害復興事業の開催
・適切で迅速な災害支援体制の構築
・地域を牽引するべくリーダーの育成
・相手を慮る心を持った青少年の育成
・魅力溢れる地域の創造
・組織を活性化させるための会員拡大
・信頼される組織運営
・出向の推進および出向メンバーへの支援
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