ご挨拶

2021年度 東熊本青年会議所 理事⾧所信

~絆を深め変化の起点となろう~

第35代理事⾧ 渡辺 淳一

はじめに

 私がJCに入会したきっかけは、地元で仲のいい先輩から「仕事にもつながるし、いろんな人達と知り合えるよ」と言われたこと、ちょうどその時期に転職したことも重なり、興味本位で入会しました。
 ある事業をやり終えた時に、普段は絶対に人前で泣かない先輩が、感極まって涙を流しているのを見て、ものすごく感銘を受けました。そして、来場者の笑顔が励みになり、更には、事業に協力していただいた方たちと関わりを持てたことで、人と人とのつながりが大事であると感じました。
 そのような経験を経て、自分の中で漠然とではありますが地域のために、誰かのために、メンバーのために何かできないかと考えるようになりました。そして、自分ができることに限界はあるのか、自分の可能性も知りたいという思いが高まり、2021年度の理事⾧に挑戦させていただくことのきっかけになりました。
 2021年度は様々なことに挑戦し、やり遂げた後にメンバーには達成感を得てもらい、みんなで感動を共有できるような事業に取り組んでいきたいと考え、本年度スローガンを「挑戦」~絆を深め変化の起点となろう~とさせていただきました。

東熊本エリアの現状

 東熊本青年会議所の活動エリアである合志市・菊陽町・大津町・西原村の4市町村は、自然や街並み、大手企業をはじめとする工業地帯や商業施設が共存し、空港や熊本市内へのアクセスも充実しており、今後も発展が見込める地域です。また、5年前の熊本地震から復興が進み、昨年は阿蘇と大津をつなぐ国道57号線が開通したことで、東熊本の地をよりいっそう明るくしました。
 しかし、各市町村の中心部から郊外を見れば少子高齢化に伴う過疎化の進行、若年層が都市部へ転出している現状があります。
 我々東熊本青年会議所はこの東熊本の地に住まう人たちと地域に愛着を持っていただき、将来この地域で活躍したいと思える人材を1人でも多く増やす運動に取り組んでまいります。

夢と道徳心を育む青少年育成

 目まぐるしい変化が起きる現代では様々な情報が行き交い、子どもたちの将来の選択肢の幅は広がっています。この新しい時代に我々青年会議所は子どもたちが夢や目標に向かって主体的に行動し、相手のことを考えて行動できる青少年の育成に取り組んでまいります。
 夢や目標を持ち、力強く生きる子どもたちに成⾧してもらうには我々青年の力が必要不可欠であると信じています。子どもがいろいろな選択に迫られた時、自分自身で決断し実行する力を養うために、行政や地元企業と協力して学校では学ぶことができない機会を提供し、自己肯定感を高め、人としての思いやりを大切にできる、明るい時代を創造する青少年育成を行います。

郷土愛が育つ地域づくり

 生まれ育った「まち」を良くしたいと思える人が多ければ、「まち」により活気が出ると確信しています。私が少年時代に経験した楽しかった思い出は、大人になった今でも忘れることなく、自分の住んでいる地域が好きだという郷土愛に繋がっている1つの要因です。私自身、今まで接点のなかった世代を超えた地域の人とのつながりは、地域の一員であることを実感することができました。そして、私にも子どもが生まれ、子どもを通じた交流や子どもたちに健やかに育ってほしいと考える親や地域の人たちとの出会いによって、自分の住んでいる地域をより一層好きになりました。子どもたちにとって、学校以外の家族間の交流や友達と遊べる機会は、幼少期の楽しい思い出の1つになると考えます。
 コロナ禍にある状況では、今できることを多様性を持って考え、次代を担う子どもたちが体験した楽しい思い出が将来、地元地域を愛するきっかけになるよう、行政や地域と連携した事業を行います。また、生まれ育ったまちを良くしたいと思える青少年が育つ地域にするために、郷土愛を持った市民を1人でも増やす活動にも取り組んでまいります。

創立35周年と40周年に向けて

 本年は東熊本青年会議所に火が灯され35年目を迎える年であり、私が生まれ育った年数でもあります。35歳になる年に35周年の理事⾧の役をお預かりさせていただけることは、大変光栄であるとともにその重みを感じております。
 そして、先人が作り上げられた功績や活動の中に込められた思いを発信することで、今の時代のメンバーがその歴史と思いを引き継ぎ、青年会議所で活動していることに誇りを感じてもらうために、改めて自身が活動する意義を考える機会を提供します。そして、先輩諸兄姉とこれからの時代に必要な運動をそれぞれの世代で考え意見を交わすことで、次の40周年に向け進むきっかけの一歩とします。

挑戦し高め合う人材育成

 青年会議所は、地域のため、個人の成⾧のため、仕事のためなど、それぞれが様々な目的をもって仲間と真剣に活動を行っています。年齢を重ねると共に成⾧し高め合う仲間と出会う機会は多くありません。
 青年会議所は成⾧の機会が常にあり、手を伸ばせばその機会を誰もが得ることができます。共に1つの目標に向かい目的達成のために行動を起こすことで絆が生まれ、真剣に取り組むことによって学びや成⾧につながり、今後の地域を牽引できるリーダーになれると信じています。  本年は、メンバー全員に機会の提供を行い、東熊本青年会議所だからできることを、それぞれの役職で同じ志をもった仲間と思いやりをもって切磋琢磨しながら力を発揮することで、組織の運動や活動、運営が円滑に行われ、地域や組織の役に立っている自己効力感を得ることができる人材の育成に取り組んでまいります。

時代に合わせた組織運営

 青年会議所が円滑な組織運営を行うには、ルールや時間を守ることは当然のことですが、組織全体で順守することによって、時間の余裕が生まれ建設的な意見を生むと考えます。さらには、より効果の高い運動・活動ができる組織になり、目的の達成を確実なものにすることができます。
 そして、青年会議所という団体が持続的に発展していくためにも、会議の手法や業種・性別に配慮した多様性のある参加しやすい環境づくりを行ってまいります。また、青年会議所の運動や活動、地域の魅力を多方面に発信することで地域の価値を向上させるとともに、東熊本の地域で活動するメンバーの魅力をより多くの人に感じてもらい、同じ志を持った仲間を増やしながら地域からより必要とされる組織を目指します。

おわりに

 1人では成しえないことが青年会議所では実現することできます。地域に貢献したいという思いも、自己成⾧したいという思いも、同じ組織にいる仲間とともに挑戦し、絆を深めることで達成することができます。35周年の節目を迎える年に我々の挑戦が、メンバーの成⾧と次代を担う夢や目標を持った青少年の成⾧、そして東熊本の地域のさらなる発展につながり、未来を明るく照らす変化の起点になると信じて1年間邁進してまいります。

基本方針

・夢と道徳心を育む青少年育成 ・郷土愛が育つ地域づくり
・創立35周年と40周年に向けて
・挑戦し高め合う人材育成
・時代に合わせた組織運営